仙台市青葉区では6月26日、東北電力の株主総会が開かれ、一部の株主から、原発事業からの撤退を求める議案が提出されましたが否決されました。

株主総会には約200人の株主が出席し、石山一弘社長は、「女川原発2号機の再稼働もあり、収支改善効果はあったものの、18パーセントほどと低迷している自己資本比率を高めていく」と経営方針を述べました。

また、一部の株主からは、再稼働した女川原発2号機で、使用済核燃料の処分の見通しが立っていないなどとして、原発事業からの撤退を求める議案などが提出されましたが否決されました。

脱原発東北電力株主の会 篠原弘典代表
「会社経営が原発依存から脱却できない。安心安全な社会を作っていけるような会社にしていくために、物を言い続ける」

総会を終え、石山社長は。

東北電力 石山一弘社長
「電力の安定供給をしっかりしていく観点、さらにはカーボンニュートラルを実現していく観点においても、原子力発電というものが、これからも必要だろう」

仙台放送
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