7月20日に告示される仙台市長選挙に向けて、立候補の手続きに関する説明会が開かれました。すでに立候補の表明や候補者の擁立を発表している3つの陣営のほかに、6月26日は5つの陣営も説明会に出席しました。

仙台市選挙管理委員会は26日、市長選への立候補を検討している陣営に選挙運動の注意点や書類の提出期限などを説明しました。

仙台市長選にはこれまでに現職の郡和子氏と新人の野田紀子氏が立候補を表明していて、政治団体「刷新の会」も候補者を擁立すると発表しています。

26日はこの他に5つの陣営が立候補を検討しているとして説明会に出席しました。

また、25日は現職の郡和子氏が会見を開き、7つの公約を発表しました。

現職 郡和子氏
「このまちが持っているポテンシャルと、市民の皆さまの力を結集して、高みに導けるように力を合わせていきたい」

郡氏は多くの子供がいる世帯の保育料を軽減したり、不登校の中学生向けに特例校を設置したりするとしています。

いじめ対策については引き続き最重要課題として、支援員の拡充などを行うとしています。また、宿泊税を活用した観光施策にも力を入れる方針です。

他に立候補を表明しているエフエムたいはく社長の野田紀子氏は、教育環境の整備や市民との対話などを進めるとしています。

いじめ対策については「当事者の声にもっと耳を傾けることが重要」と訴えています。

「刷新の会」の代表・伊藤優太氏は自身と民間人のあわせて4人の中から候補者の選考を進めています。

重要政策としては、音楽ホールと震災メモリアル拠点の複合施設について、建設計画の凍結を掲げています。

仙台市長選は7月20日告示で、8月3日に投開票が行われます。

仙台放送
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