山陰地方では、梅雨らしくない天気が続き夏前倒しの暑さとなっています。そんな暑さをしばし忘れさせてくれる涼やかな音色が、出雲市の一畑薬師に響いています。
6月21日から始まった「風鈴まつり」です。

境内では、花火や金魚といった夏らしい柄などの風鈴約1800個が、風に揺られるたびに涼やかな音色を辺りに響かせています。

参拝客:
涼しげで、すごく綺麗でいいですよね。音も涼しいし。
石段をずっと上がってきて、この音が聞こえたらホッとしました。

その風鈴、よーく見ると…。
短冊には、様々な願い事がしたためられています。

この風鈴まつりは、コロナ禍で参拝できない人に代わって、健康などの願いを短冊に記して風鈴の音色で邪気を払い、インターネットを通じてお参りした気持ちを感じてもらえればと2021年に始まりました。

その後、新型コロナが収束したあとも、涼を感じさせるこの時期恒例の行事になっています。

一畑薬師 飯塚大幸管長:
風鈴の音は我々日本人にとってみれば涼を呼ぶそういう音だと思います。
風鈴を聞いてリフレッシュして元気にかえっていただきたい。

風鈴まつりは、彼岸の中日の9月23日まで行なわれています。
風鈴は1つ2000円で奉納でき、今年から祭り期間限定の御朱印なども用意されています。

TSKさんいん中央テレビ
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