JR札幌駅に近い北海道大学の構内。
6月25日午後、この場所で猛毒の植物とみられる植物が見つかった。
ギザギザの葉っぱに白い花―高さが2メートル以上もある巨大なものも。
これは猛毒を持つ「ジャイアント・ホグウィード」(和名バイカルハナウド)とみられる植物。
強い毒があり触れた後、太陽光に当たると皮膚炎などの激しい炎症を引き起こす症例が海外で報告されている。
これまで国内では確認されていなかった外来植物だったが、北大構内に10株以上生育しているという情報が外部から寄せられた。
では一体どこからやってきたのか?

環境省に話を聞くと―
「樹液(草の液)に毒性があると。一般的には、例えば観賞用として栽培されているものが野外に生えてしまったりとか、単純に種とかが何かに付着して非意図的に入っちゃう。そういうケースとかいろいろと考えられるかなと」
「(海外では)例えば民家の近くとかに生えているという状況も報告があるということですね」(いずれも環境省外来生物対策室)

周囲は立ち入り禁止に
北海道大学によると、これまでに健康被害があったという情報は寄せられていないということだが、学生たちは―
「毒々しくない見た目で普通にありそうなので心配」
「北大は敷地が広くて森みたいなところがあるので調査して『ないならない』と発表してほしい」(いずれも北海道大学生)
北海道大学は6月25日午後、教員らがこの植物を刈り取ってバイカルハナウドかどうか調べるとともに、周囲を立ち入り禁止にし近寄らないよう注意を呼び掛けている。
