異例の早さで梅雨明けとなるのでしょうか?
山陰地方は26日朝にかけて雷を伴った激しい雨が降りました。
その後天気は急速に回復し、各地で夏のような空が広がりました。
27日以降も概ね晴れる見込みで、観測史上最も早い梅雨明けの可能性も出てきました。
26日未明の松江市。雷を伴って激しい雨が降りました。
3時間の降水量では、米子で77ミリ、鳥取で52.2ミリを記録し、6月としては最も多い降り方になりました。
25日夜から26日今朝にかけては松江、米子、それに鳥取市北部などに一時大雨警報が発表されました。
鳥取県によると、日野町と日南町で土砂災害が発生。
また倉吉市関金町にあるブランドサーモンの養殖場で被害も。
池に濁った水が流れ込み、約2トンのニジマスやイワナが酸欠死したということです。
関係者は「短時間で大量の雨が降った。このような被害が出たのは初めて」だと話しています。
その後は、天気が急速に回復して多くの地点で晴れました。
村上遥アナウンサー:
午前11時の松江市です。気温は30℃を示しています。
大雨から一転「梅雨明け」か…と思わせる空。
最高気温はここ松江で29.6℃だったほか、米子と鳥取は30℃を超え連日の真夏日に…。6月下旬とは思えない暑さが続く中…。
Pa・U SOFTCREAM(パウ ソフトクリーム)・高橋円店長:
今年は4月くらいから暑い日が続いていまして、去年よりもさらにお客さんに来てもらっています。
松江市のソフトクリーム専門店「Pa・U SOFTCREAM」(パウソフトクリーム)
前倒しの暑さを歓迎していて、生メロンジュースのフロートやマンゴーがたっぷりのったパフェなどを販売。
お昼時には多くの人たちが買い求めると言います。
Pa・U SOFTCREAM 高橋円店長:
溶けやすいんですが、喉が乾かないソフトクリームと言われていて、夏でもお客さんに喜んでもらっている。今後にも期待しています。
山陰地方は、27日以降も概ね晴れる見込みです。
夏の太平洋高気圧に覆われると予想されているためです。
中国地方の梅雨明けが最も早かったのが1978年の7月3日ですが、2025年はそれを更新し、数日中に梅雨明けが発表される可能性があります。