開館から47年が経ち施設の老朽化が進む福井県立美術館について県は、大規模改修することを明らかにしました。2027年度以降に工事に入ることを目指します。
福井市文京にある県立美術館は1977年に開館し48年目を迎えます。施設の老朽化や収蔵庫が手狭になってきたことから、県は2024年8月から、施設のリニューアルについて有識者らによる検討を進めてきました。
25日の県議会一般質問では、西本恵一議員が県にその方針を質しました。これに対し、西川聡交流文化部長は「現在の建物は著名な建築家が設計したもので、有効に活用し、現在の場所でリニューアルを行う方針」」と述べ、現在の建物を生かしつつ大規模改修を行う方針を示しました。
県によりますと、これまで収蔵庫の増築など小規模な改修は行ってきましたが、大規模改修は初めてです。県では県有施設の長寿化の方針を掲げていて、改修により向こう約30年の使用を目指します。秋頃に基本計画案を策定。12月議会で概要を示し、2027年度以降に改修工事に入る計画です。
