劣悪な環境で複数のネコを飼ったとして、岡山県警は岡山市の女性(67)を、6月25日、動物愛護法違反の疑いで岡山区検察庁に書類送検しました。
警察の調べによりますと、岡山市北区に住む67歳の古物商の女性は2月21日、ネコの排せつ物が堆積し、死骸が放置された自宅で、複数匹のネコを飼育し、愛護動物に対して虐待を行った疑いです。
警察は2月11日に女性から「動物愛護団体の職員ともめている」との通報を受け、駆け付けたところ、劣悪な環境で複数匹の猫が飼育されていたということです。女性の自宅には少なくともネコ3匹の死骸があり、10匹を保護したということです。
警察の調べに対し女性は「ネコの糞尿や死骸がある中で多数のネコを飼っていたことに間違いない。体調が悪く片付けができなかった。」と容疑を認めているということです。
警察によりますと女性は1人暮らしで、15年ほど前からネコを飼い始め、野良猫を次々と保護し、多い時には30匹ぐらい飼っていたと話しているということです。
女性の家にいたネコは岡山市保健所や動物愛護団体であわせて20匹以上保護されているということです。