6月14日(土)の夜に高松市中心部の飲食店で食事をした12人が、下痢や発熱などの食中毒症状を訴え、保健所はカンピロバクターによる食中毒と断定して、この店を3日間の営業停止処分としました。

営業停止の処分を受けたのは高松市御坊町の「鮨司割烹豊しま」です。高松市によりますと、6月14日にこの店を訪れ、刺身や煮物、から揚げなどのコース料理を食べた、47人のグループのうち、19歳から30歳の12人(男性8人、女性4人)が下痢や発熱などの症状を訴えました。入院した1人を含む12人はいずれも快方に向かっているということです。

保健所が調べたところ症状を訴えた12人のうち6人の便から、食中毒を引き起こす細菌「カンピロバクター」が検出されたということです。12人に共通する食事はこの店の料理だけであることなどから、保健所はこの店での食中毒と断定し、店を6月25日から27日まで3日間、営業停止処分としました。

厚生労働省によりますとカンピロバクターは、ニワトリやウシなどの腸管内にある細菌で、少しの菌数でも食中毒につながりますが、熱に弱いということです。このため、調理をする際は中心部分まで十分に加熱することなどを呼びかけています。

<献立内容>
・もずく
・タイの刺身
・煮物(いかしんじょう)
・うなぎの玉子焼き
・トリのから揚げ
・茶碗蒸し
・ざるうどん など

岡山放送
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