日本の南にある台風や前線の影響により全域でくもりや雨となった静岡県内。
本州の南にある台風2号は北西に時速20キロで進んでいます。
このあと夜には熱帯低気圧にかわる見込みです。
気象台によりますと県内に台風による直接の影響はないとみられますが、台風が近づくことで波が高くなったり、風が強くなったりすることもあるということです。
梅雨や台風による大雨で川が増水しやすい時期に改めて備えの確認も必要です。
柳沢重博さん(64):
(2年前は)このくらいまで水が来ている。今ごちゃごちゃしているけど(当時は)全部流されてしまった。
磐田市で農業を営む柳沢重博さん。
2022年9月、2023年6月と2年続けて台風による大雨で自宅が浸水するなどの被害にあいました。
落合健悟 記者(2023年6月):
磐田市の敷地川です。こちら去年の台風15号でも決壊した箇所なんですが、土のうと盛り土が崩れ、今回も決壊してしまいました。
市内を流れる敷地川の堤防が2年連続で決壊。
決壊したのは同じ場所で、柳沢さんのように2年続けて被害にあう人もいました。
川を管理する県は決壊した堤防周辺の約400メートルについて川幅を広げながら護岸を整備を進め、決壊した場所は2025年5月末に護岸工事が完了。
また、河川カメラも設置して、別の場所にいても川の状況をリアルタイムで確認できるようにしました。
ハード面への安心感は高まったものの、柳沢さんは大雨のシーズンへの警戒は欠かせないといいます。
柳沢重博さん(64):
雨雲が今どうだとか、1時間前はこのくらいで1時間後にはこう来るというのは常にチェックしているので、それが夜中であっても常に見るような感じでいますね、今は
いざというときに適切な行動をするために日ごろの備えも大切です。