治一郎のバウムクーヘンで知られるヤタローグループ。このヤタローの商品をお得に買うことができる工場直売店が2025年4月に移転・オープンしました。「もったいない」と「地産地消」をコンセプトとする店の魅力を探ってきました。
弦間彩華アナウンサー:
こちらが4月から営業しているヤタローの新しい直売店なんですが、どんなところがパワーアップしたのでしょうか?すごい、さっそくバウムクーヘンたくさん並んでいますね
ひときわ目立つスペースに所せましと並べられているのは切り落としのバウムクーヘン。
ヤタローグループ・佐藤知咲さん:
こちらでは弊社で製造しているバウムクーヘンの切れ端や焦げてしまったり形が(規定の)大きさに合わないものを正規品とは別の特別価格で販売しております
静岡県浜松市の食品メーカー・ヤタローグループ。
2025年4月、その工場直売店がヤタロー地産地消工場店として移転・オープンしました。
切り落としのバウムクーヘンは1個あたり500円ほどと前の直売店からの人気商品です。
弦間彩華アナウンサー:
ふわふわしっとり卵の風味も感じられます。特別価格、安くなっているんですけどやっぱり美味しさは変わらないですね
そして新しい直売店の目玉が…
ヤタローグループ・佐藤知咲さん:
こちらが新しい店舗で新たに始めた場所でございます
弦間彩華アナウンサー:
パンがいっぱいありますね。すごく香ばしい香りがすると思ったら
目の前で仕上がる焼きたてのパンや焼き菓子。
新しい店では普段は見ることのできない厨房の様子をライブキッチンで公開しています。
ヤタローグループ・佐藤知咲さん:
常に焼き立てを提供したいという思いでやっていまして、朝の開店時から閉店まで焼き続けています。
弦間彩華アナウンサー:
そうなんですか!
この場で作って販売する直販のため価格もお手頃。
専門店の本格的なパンやお菓子を低価格で味わえるのはうれしいですよね。
中でも人気なのがクロワッサンです。
弦間彩華アナウンサー:
うーん、美味しい。さくさくパリパリで中はしっとりで美味しいですね
ライブキッチンで焼きたてで提供したパンやお菓子は…
焼きたてでなくなってしまった翌日、ラスクへ再加工。
アップサイクルに取り組んでいるといいます。
ヤタローグループ・佐藤知咲さん:
アップサイクルとは価値がなくなってしまったものに対し新しい価値を与えることで、価値あるものとして生まれ変わることをさします
弦間彩華アナウンサー:
どうしてこういう風にアップサイクルに目を向けて取り組んでいるんですか?
ヤタローグループ・佐藤知咲さん:
弊社では昔からもったいないという精神を大切にしてきました。今回店舗が新しくなったことでさらにもったいないという部分で新たな取り組みをしようと思って
「もったいない」を新しい「おいしい!」に。
フードロスの削減にもつながっています。
また、新店舗のもうひとつのコンセプトが「地産地消」。
野菜や果物など、地元の農家が手がけた農産物だけではなく、同業他社でもある地域の別の店で作られたパンやお菓子も販売しています。
ヤタローグループ・佐藤知咲さん:
弊社はお菓子やパンを製造している会社ですので、そういったものを通じて地域の魅力をより多くの方に知っていただきたいと思って、こういった販売の方法をしています。1日の中のどの時間に来ていただいてもそれぞれ違った魅力を感じていただけるかと思いますので、多くの方に足を運んでいただきたいと思っています。
店をリニューアルし、ますます注目が集まるヤタローグループの工場直売店。
お得な商品を買うだけではなく、地域の魅力を発見できるきっかけにもなりそうです。