米の美味しさを専用の機械で測る測定会が大阪で開かれました。

流通が始まった備蓄米と、銘柄米で味に差は出たのでしょうか?

24日、開かれたとある品評会。

毎年、米の国際コンクールを主催するなど米の品質鑑定を行っている団体が、各地で流通が始まった「備蓄米」の味が、銘柄米や、外国産の米の味とどう違うのか、数値化する試みを行いました。

米は、ツヤや口当たりの良さを生み出す「保水膜」の量が多いほど、「おいしい」と感じられるそうで、この「味度メーター」という機械が「保水膜」の量を100点満点で数値化。

平均は70点台で、80点台になると誰もがおいしいと感じるそうです。

今回は、古古米2種類と、古古古米1種類、外国産の米、去年収穫された山形県産のコシヒカリをそれぞれ測定しました。

その結果、コシヒカリは84点、外国産の米は70点となり、古古古米は一番低い54点となりました。

協会の会長も実際に自分の舌で古古古米の味を確かめます。

【米・食味鑑定士協会 鈴木秀之会長】「一粒一粒の弾力性よりも口にこつんこつんと当たるような感じがします」

とプロの意見。

【米・食味鑑定士協会 鈴木秀之会長「一般的に食べるのであれば、別にこれは、食べられない米ではなく、ものすごい保管状態はいいです」

米・食味鑑定士協会は、消費者にそれぞれの米の特徴を知ってもらい、米を選ぶ時の参考にしてほしいとしています。

(関西テレビ「newsランナー」2025年6月24日放送)

関西テレビ
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