宮城・仙台市で20日、トレーラーが左折時に自転車に乗る女性を巻き込み、100m以上引きずり死亡させた。ひき逃げ容疑で逮捕された男は、「ぶつかった記憶はない」と供述。男は、現場から10km先でトレーラーから自転車を取り除き、配送先へ向かったとみられている。
左折トレーラーが女性を100m引きずり
21日、宮城・仙台東署でカメラが捉えた顔を隠すように上着を被って歩く男は、ひき逃げなどの容疑で逮捕された山形のトラック運転手、魚住隆浩容疑者(58)だ。

取材班:
被害者は自転車と一緒に大きな車体の左前部分にぶつかり、下の方へと巻き込まれてしまったということです。
事故があったのは、6月20日の朝だ。魚住容疑者は仙台市の交差点をトレーラーで左折する際、自転車に乗っていた68歳の女性を巻き込み死なせた上、現場から逃げた疑いが持たれている。

現場に残されていたのは被害者の物とみられるバッグに傷だらけの靴、そして長く続くタイヤの跡だ。警察によると、女性は100m以上にわたって引きずられたとみられている。
トレーラーがゆっくりと走る様子が写る
事件の約2分後に、魚住容疑者が運転していたとみられるトレーラーを捉えた映像では、なぜか周りの車に比べ、ゆっくりと走る様子が写っていた。

その後、現場から10km離れた路上でトレーラーの下に挟まった自転車を取り除き、配送先へ向かったとみられている。
魚住容疑者は容疑を認める一方で「ぶつかった記憶はない」とも供述しており、警察が当時の状況を調べている。
(「イット!」6月23日放送より)
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