徳島県上板町では、藍の葉を「藍染」にするための、天日干しの作業が行われています。
暑い日差しの下、風に舞っているのは藍の葉です。ジャパンブルーとして知られる人気の染料、「すくも」の原料となります。徳島県・上板町の作業場では刈り取った藍の葉を機械で細かく裁断し、扇風機の風で葉だけを飛ばして、茎と分けていきます。細かく刻まれた葉は、庭先に広げられ、夏の日差しで、乾燥させて行きます。ことしは苗を植え付ける4月に雨が降らず、生育が遅れ、いつもの年より10日ほど遅い作業になりましたが、十分な水やりを行い艶と厚みのある、綺麗な葉が収穫されたということです。乾燥させた葉は発酵させた後、年末に、染料の「すくも」に、仕上がるということです。