北海道美唄市の水道工事をめぐる贈収賄事件で、別の工事で受注業者に水増し請求させ、市に損害を与えたとして、元市職員の男らが逮捕されました。

 背任の疑いで逮捕されたのは、美唄市上下水道課元課長補佐の本田強志容疑者(53)と建設会社役員の男(53)です。

 本田容疑者は2024年5月、市が発注した水道工事を落札した業者と共謀し、工事の費用として約700万円を水増し請求させ、市に損害を与えた背任の疑いがもたれています。

 一連の贈収賄事件の余罪捜査で発覚しました。警察は、2人の認否を明らかにしていません。

 本田容疑者は、2024年7月までの3年間、市発注の6つの水道工事の入札で特定の業者が落札できるよう便宜を図った見返りに4泊5日の沖縄旅行代金、約85万円を受け取ったとして逮捕起訴されています。

 警察は、水増し請求分の約700万円について、2人で分配していた可能性もあるとみて、捜査を続けています。

北海道文化放送
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