岩手県など3つの県にまたがる栗駒山は、火山ガスの影響で登山道の一部が通行止めとなっています。
この対応を検討する県の専門部会が開かれ警報の設置場所などについて協議されました。

6月18日の専門部会には大学や県などから13人が出席しました。

栗駒山は火山ガスの影響で2019年から岩手県一関市の昭和湖を含む須川コースの一部が立ち入り禁止となっています。

専門部会では、2026年度の全面通行再開を目指して検討を進めていて、これまでに昭和湖付近に迂回路を設けることや、火山ガスの危険な濃度を知らせる警報を設置することが了承されています。

18日は火山ガスの観測装置や注意を促がす看板を設置する場所について意見を交わしました。

岩手大学 齋藤徳美名誉教授
「安全確保が一番の目的。(登山道に)近い所(迂回路との)分岐の所が現実的に望ましい」

県は委員の意見を踏まえて設置する場所の案を取りまとめる方針です。

岩手めんこいテレビ
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