16日、上山市のサクランボ畑で「佐藤錦」約200キロが盗まれた。時価総額は100万円相当で、今シーズンのサクランボの盗難で最も大きい被害額。
(リポート)
「園地には“警戒中”ののぼりも立てられていますが、サクランボが盗まれました」
盗難があったのは上山市相生の石山眞一さん(74)が管理するサクランボ畑。
盗まれたのは「佐藤錦」約200キロ・時価100万円相当で、今シーズン確認されたサクランボの盗難3件の中で最も大きい被害額。
警察によると、6月13日正午~15日午前5時ごろまでの間に盗まれたとみられていて、犯人は農業用ハウスに侵入し、収穫前の実を軸ごともぎ取って行ったとみられている。
畑を訪れた石山さんが佐藤錦の実がなくなっていることに気付き、警察に被害を届け出た。
県内でサクランボ園を営む生産者の話によると、通常200キロのサクランボを収穫するには、25人の人手をかけても2時間はかかるという。
今回、盗まれた佐藤錦の量が200キロとかなり多いため、警察は複数犯での犯行も視野に入れ、盗んだ手口などを詳しく調べている。