鳥取県江府町にある中国電力の俣野川(またのがわ)発電所で6月17日午後、発電機から煙が出る火事がありました。
この火事で、作業員2人が軽いけがをした模様です。
火事があったのは、江府町俣野にある水力発電所の中国電力俣野川発電所です。
午後1時半ごろ、発電所の職員から「発電所のトンネル内で作業中に機械が爆発した」と消防に通報がありました。
消防などが現場を確認したところ、地下につながるトンネルの入り口付近に煙が立ち込めていたということです。
現場近くにいた作業員:
すぐ近くに爆弾が落ちたような大きな音だったと思います、ドカーンと。15分、20分ぐらいは鼓膜が痛い感じが続くぐらい大きかったです。
中国電力によりますと、発電所では8年に1度の発電機の精密点検が行われていて、発電機どうしの電力のやり取りを制御するブレーカー「主開閉器」と呼ばれる機器の周辺から音と煙が出たということです。
当時、発電所の構内には関係会社の作業員など43人がいましたが、消防によると、このうち2人が軽いけがをしたということです。
警察と消防が火事の原因を調べています。