TSKさんいん中央テレビなどフジテレビ系列で木曜午後10時から放送中のドラマ「波うららかに、めおと日和」。
昭和11年を舞台に「交際ゼロ日婚」からスタートする初々しい新婚生活を描いたラブコメディで、SNSを中心に話題となっています。
実はこのドラマの原作、作者は鳥取市出身、今も鳥取で暮らしながらペンを執っています。

フジテレビ系列で毎週木曜午後10時から放送されているドラマ「波うららかに、めおと日和」は、昭和11年を舞台に、芳根京子さん演じる・なつ美と本田響矢さん演じる帝国海軍中尉・江端瀧昌が「交際ゼロ日婚」からスタートする新婚夫婦を描いたラブコメディです。
原作は、2022年10月から大手出版社の配信サイトで連載されている同じタイトルの漫画、作者は鳥取市出身の西香はちさんです。
2019年にデビューを果たし、連載2作目でドラマ化が決まりました。

西香はち先生:
ドラマ化の話が来たときは率直にビックリしました。それも深夜じゃなくて木曜10時の枠なのが本当に驚きです。

デビュー後も鳥取市に住み、制作をつづける西香さんはパートタイムの仕事も続ける「ダブルワーカー」だということで、今回は「顔出し」と「声出し」なしで取材に応えてもらいました。

村上遥アナウンサー:
ドラマの注目ポイントは何ですか?

西香はち先生:
瀧昌となつ美がどうやって仲良くなっていくかとか、当時の生活スタイルなんか今とは全然違う。やっぱちょっと不便な感じもありつつ、でもちょっとゆっくりしたいあの時間が流れてる感じも見てほしい、あと衣装にも注目して欲しい。

ドラマでは、原作の表現が少しアレンジされているということですが、その微妙な違いも“推しポイント”なのだそうです。

村上遥アナウンサー:
なぜ昭和11年を舞台にしようとしたのですか?

西香はち先生:
海軍を描きたかったのと、戦時中よりも人々の生活が豊かで明るい話に出来るようにこの時代にした。

もともと「軍服」姿が大好きだという西香さん。
本田響矢さんが演じ実写化された「瀧昌」の姿には大興奮だったと教えてくれました。

そんな西香さんは、ストーリーに山陰ゆかりのものをいくつか登場させています。
例えば国の重要文化財、鳥取県智頭町の石谷家住宅をモデルに描かれたシーン。
瀧昌の父は1927年8月、松江市の美保関沖での演習中に、軍艦4隻が相次いで衝突した美保関事件で殉職したという設定です。

これまでにも水木しげるさん、青山剛昌さん、谷口ジローさんなど多くの漫画家を輩出し、「まんが王国」を掲げる鳥取県、新たに出現した作家を地元でも応援しています。

村上遥アナウンサー:
こちらの書店では、ポップと一緒に作品が並べられています。さらにドラマ化が決まりコーナーが拡大されました。

鳥取市内の書店には、西香さんの特設コーナー。
単行本と直筆サインが並びます。
鳥取出身だと知ってもらうことで、売り上げも好調だといいます。

今井書店・谷口真寿実さん:
西香はち先生が、この『波うららかに、めおと日和』を描かれる前の作品を出されたときから鳥取出身の作家さんということで応援しておりまして、今回のドラマ化も大変嬉しく思っております。もちろん応援していきます。

まんが王国・鳥取からまたひとり新たな作家が出現。
全国からより注目されそうです。

TSKさんいん中央テレビ
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