17日は全国各地で体温超えの危険な暑さに。
山梨・甲府市では午後2時半前に38.2度を記録。
猛暑日の地点は2025年最多の65地点、梅雨の時期に異例の暑さが続いています。
東京都内では熱中症の症状で54人を救急搬送。
高齢の男女2人が重症です。
静岡市も37.6度まで気温が上がり、2025年初めて体温超えの暑さになりました。
午後2時の静岡市は、とても強い日差しが照り付け。遮る雲もないため身の危険を感じる暑さとなっていました。
汗が噴き出す日差しに取材中のカメラマンが思わず「あっつ~、ふぅ~」とこぼしていました。
群馬・前橋市でも37度を超える危険な暑さとなりました。
帽子の下にタオルを挟み日差しから首元を守る人や日傘に携帯型の扇風機を持って暑さ対策する人たちも。
前橋市では「朝からずっと暑い。歩いてきたけど汗が滝のように流れて、これは梅雨とは思えない」「これからどんどん暑くなると思うので、子供も色々と対策を練らないと」などの声が聞かれました。
一方、日差しを遮ることができない人気の観光スポット「鳥取砂丘」。
頭にタオルを巻いたり、帽子をかぶったり、雨でできた巨大な水たまりで涼む人もいました。
訪れた人は「言われるほどじゃなくて、風が気持ちいい、とっても」「かなり涼しい鳥取砂丘。いつもの鳥取砂丘よりは涼しい感じかな」と話しました。
17日は海から恵みの風が吹いた鳥取砂丘。
それに対して、厳しい暑さから逃げられなかった観光地も。
長野・上田市では、午後1時半過ぎに最高気温35.1度を観測。
そのころ、上田城跡公園で始まったのが「おもてなし武将隊」のパフォーマンスでした。
観光客に上田城、そして城主だった真田氏の魅力を伝えるため、本来なら真田幸村の甲冑を着て案内をしていますが…。
真田幸村さん:
きょうは36度と聞いておって、私が真っ先に倒れるわけにはいかないゆえ、夏衣装になっている。甲冑を着ていた方が小さい子供来ていた時に「甲冑着ていないんですか」と悲しい顔するので、ほとんど甲冑です。だがやはり身の危険を感じて今日は夏衣装着ている。
甲冑では倒れる恐れがあるため、夏の衣装に衣替え。
真田幸村さん:
私が言うのも何だが、暑いから気をつけて。
観光客:
一番暑そう。
真田幸村さん:
普段であればそれ(甲冑)着ているからな。(甲冑)20kgあって、見た目通り暑いんじゃ。
観光客:
暑そう!
真田幸村さん:
それに比べたら、この着物の方がまだ楽じゃ。
体温超えの危険な暑さは18日も続きます。
熱中症に厳重な警戒が必要です。