新型コロナ対策の国の助成金を不正受給し詐欺の罪に問われた結婚式場運営会社「アルカディア」の前社長ら4人の初公判が16日に開かれ、いずれも起訴内容を認めました。
詐欺の罪に問われているのは、アルカディアの前社長・大串淳被告(54)ら元幹部4人です。
起訴状によりますと、大串被告らは2022年、従業員の休業日数を水増しして申請し、国から新型コロナ対策の雇用調整助成金2200万円あまりをだまし取ったとされています。
16日に開かれた初公判で、大串被告ら4人はいずれも起訴内容を認めました。
検察側は冒頭陳述で「コロナの感染拡大で結婚式の中止が相次ぎ、助成金を申請した」「その中で不正受給に手を染めた」などと指摘しました。
大串被告らはこのほかにも同様の2件の不正受給で起訴されていて、次回以降の公判であわせて審理される予定です。