Z世代1000人キャリア調査レポートを公開──「やりたいこと」より“自己に合うか”が重視される時代へ。分析ツールはMBTI・動物占い・算命学が人気に

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プレスリリース配信元：株式会社SAMURAIマーケティング

株式会社SAMURAIマーケティングは、全国のZ世代（18～27歳）1,023名を対象にしたキャリア観・就職観・自己理解に関する調査を実施し、その結果を公開しました。

調査では、Z世代が就職や転職において「スキル」や「肩書き」よりも、自分に合っているかどうかを重視する傾向が顕著であることが明らかになりました。
また、自己理解の手段として、MBTI、動物占い、算命学といったパーソナル分析型コンテンツが高頻度で活用されている実態も確認されました。

■ 調査概要（2025年5月／n=1,023）

質問回答（抜粋）
Q1. 仕事選びで最も重視する要素は？ 1位：人間関係・職場の雰囲気（45.2%）
2位：自分に合っているか（32.8%）
3位：給与・待遇（19.6%）
Q2. 自己分析を行った経験はありますか？ある：68.7% ／ない：31.3%
Q3. 使用した自己分析ツール（複数選択可） - MBTI（48.6%）
- 動物占い（20.1%）
- 算命学・占星術・スピリチュアル系（22.5%）
- ストレングスファインダー（7.8%）
- その他

■ 調査結果に対する考察

今回の調査から、Z世代におけるキャリア観の大きな変化が浮き彫りとなりました。

まずQ1の「仕事選びで最も重視する要素」では、「人間関係・職場の雰囲気」が最も多く選ばれ（45.2%）、次いで「自分に合っているか」（32.8%）という回答が続いています。これは、従来の“安定”や“待遇”を重視する価値観から一線を画し、自分の感情や相性を重視する“共感ベース”の意思決定スタイルへと移行していることを示唆しています。

特に「自分に合っているか」を2位に挙げる傾向は、スキルや実績よりも「納得感」や「心理的安全性」を優先する文化の台頭を表しており、企業側の採用方針にも見直しが迫られる時代に入っていることを物語っています。

Q2・Q3の結果も注目すべきです。自己分析を「行ったことがある」と回答した割合が**約7割（68.7%）**に達しており、Z世代の多くが“自分を知る”ことに強い関心を持っていることがわかります。

さらに使用ツールとしては、MBTIが約半数（48.6%）と最も多く、動物占いや算命学・占星術（スピリチュアル系含む）も2割前後と一定の浸透を見せています。これは、Z世代にとってこれらのツールが単なる娯楽ではなく、“自己理解”の入り口や会話のきっかけとして有効に活用されていることを示しています。

また、ストレングスファインダーのようなビジネス文脈寄りのツールは7.8%と少数派にとどまっており、より感覚的・感情的に「わかりやすい」「自分事化しやすい」診断コンテンツが好まれる傾向が見て取れます。

このように、Z世代は「自分自身をどう捉えているか」「どのような環境が心地よいと感じるか」といった主観的な体感価値をキャリア選択の軸としています。企業がZ世代にアプローチするには、単に“条件を提示する”のではなく、「あなたに合っている」という共感設計と、その根拠としての自己分析の結果を反映したマッチング体験が求められていくでしょう。

■ SAMURAIマーケティングの取り組み

調査結果をもとに、当社では以下のような構造設計を進めています：
転職.com公式サイトオープン（2025年夏公開予定）
MBTI・動物占い・OS診断などを組み合わせた“自己分析型キャリア提案メディア”
ZENT構想のリリース
診断・発信・転職決定といった“Z世代の動き”に対して
限定ポイント（非金銭型）を配布・蓄積する設計を準備中
採用導線リニューアル（完了）
Wantedlyなどの採用ページも「スキルではなく“OS（思考傾向）”でマッチングする設計」に刷新済み

■ 代表コメント｜竹原甲斐斗

株式会社SAMURAIマーケティング代表・竹原甲斐斗

Z世代のキャリア観は、もはや優秀さや実績といった外部評価では測れません。彼らは、自分の価値観や感覚にフィットするかどうかを最優先に置き、納得感を軸に意思決定を行います。

私たちはその現実を受け止め、企業側の採用や教育のあり方も、選ばれる側としての視点を強く持たなければならないと考えています。

MBTIや動物占い、算命学などは、Z世代にとって診断コンテンツ以上の役割を果たしており、自分を知り、道を選ぶための“起点”になっています。

そうした背景を踏まえ、私たちは「転職.com」をはじめ、
自己理解からキャリア選択まで一貫して伴走できる仕組みを構築中です。

キャリアとは、自分らしさと社会との接点を見つける旅。
その第一歩として、自己分析は非常に有効なナビゲーションになると確信しています。