日本のコロナ対策は成功したのでしょうか?

日本の新型コロナウイルスの死亡者の人口比は他国に比べて低い水準となっています。
また、新規感染者数は7月から増加しましたが、最近はまた減少傾向に転じています。
これは政府の対策が功を奏したのか、はたまた日本人特有の"思いやり"と"潔癖症"が功を奏したのか、諸説あります。
【記事】日本人の“思いやり”と“潔癖症”が奏功か コロナ対策で「奇跡的低死亡率」を実現した日本の不思議
奏功するって英語でなんて言うの?

日本人の“思いやり”と“潔癖症”が 奏功 か
Caring about others and being germaphobes bear fruit in Japan.
【解説】
ここでは、「奏功」と言う表現に、
bear fruit (努力などが実を結ぶ・成果をもたらす) を使います。
bear は名詞で熊ですが、動詞では産む・生む・(実を)結ぶ といった意味があります。
同じ意味で、
achieve a successful outcome (良い結果を挙げる) も使えます。
「功を奏する」はほかにも、
succeed (成功する) や、
prove effective (効果を証明する)、
get good results in ~ (~で良い結果を得る) で表現できます。
work well (上手くいく) や、
do a job (仕事をする・功を奏する) 、
do the trick (成果を挙げる・上手くいく) も使えます。
「潔癖症」は、
germaphobia (細菌恐怖症)、
germaphobe (細菌恐怖症の人) のほかにも、
a clean freak (極端に きれい 好きな人) や
be fastidious about cleanliness (清潔さについて気難しい・潔癖症 ) で表現できます。
元ネタの記事では、日本のコロナ対策が他国に比べて厳しいロックダウンやウイルス検査をしていない割に死亡率が低いことを取り上げています。
政治は結果ともいいますが…

【例文】
日本のコロナ対策は功を奏している。
Japan’s COVID-19 measures are working well.
本当に政府の対策が功を奏しているのか?日本人特有の体質のせいなのか?実際のところよくわかりません。
それでは次回も Let's English!
(連載「コレ英語で言えますか?」第97回 / 毎週土曜更新)
