2026年度から男女共学となる盛岡白百合学園高校の生徒たちが、プロとともに地元の街で撮影した映画が完成しました。
6月11日の完成記者会見には、映画に関わった盛岡白百合学園高校放送部の生徒5人と東京の制作会社に所属する井出広法監督が出席しました。
盛岡白百合学園高校では生徒の発案をきっかけに、見る人に盛岡のまちの魅力の再発見してもらおうと、2024年9月から55分の短編映画を制作してきました。
タイトルは「とある天使と学び舎騒動」。
共学化が迫る学校を舞台に、姉を事故で亡くし心に傷を抱える女子生徒が困難を乗り越える物語です。
主人公を務めた西島唯さんは等身大で演じたと語ります。
盛岡白百合学園高校3年 西島唯さん
「舞台となる変わりゆく学び舎、そして街の姿を今この瞬間の高校生の目線で記録し表現したい、それが原点。若者の創造性や可能性を岩手という土地で実現できることを証明したい」
映画には盛岡白百合を含め県内8つの高校から約70人の生徒がエキストラとして参加しています。
井出監督などプロのアドバイスを受けながら、ロケ地の下見や選定シナリオ作りに生徒たち自身が取り組んだということです。
「とある天使と学び舎騒動」 井出広法監督
「自分たちの街は自分たちで盛り上げるという彼女たちの熱い気持ち、この熱量こそがちまたで問題になっていることの非常に大きな解決の原動力になる」
この映画の完成上映会は盛岡劇場で6月28日に開かれます。