九州南部では11日朝にかけて各地で大雨となりました。

鹿児島県の指宿市では72時間降水量が観測史上1位を記録。

鹿児島市では避難指示も継続し、引き続き土砂災害に警戒が必要です。

停滞する梅雨前線の影響で連日大雨となった九州南部。

降り始めから11日午後3時までの降水量は、指宿で524.5ミリ、肝付町前田で403.0ミリ、鹿屋市寿では377.5ミリとなりました。

午前7時10分までの72時間降水量が観測史上最も多い514.0ミリを観測した指宿市では、これまでに床上、床下浸水が合わせて18件、斜面などの土砂崩れが34件確認されています。

市内にある観葉植物の会社では、9日、側溝の水が敷地内へ流れ込み、膝近くまで冠水。11日も消毒作業に汗を流していました。会社の社長は「作業的には植物がつかるたびに作業しないといけないとなると大変だと常々思う」と話していました。

また、朝から県内ほとんどの路線で運転を見合わせたJRは、午後6時の時点でも指宿枕崎線の指宿ー山川間が運転見合わせとなっています。

今後の雨の降り方について新井気象予報士の解説です。


※気象解説は動画をご覧ください。

鹿児島テレビ
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