お餅を甘辛く味付けした韓国の伝統的料理「トッポギ」。
そのトッポギを注文した客が、店主にトッポギを投げつけるカスタマーハラスメント、いわゆる“カスハラ”事案が韓国・ソウルで発生し、物議を醸しています。

韓国のネット掲示板に投稿されたのは、「食べ物を顔に投げつけられた。アドバイス求む」というタイトルのメッセージです。

添えられていた画像では、エプロン姿の女性店主の服に、トッポギの赤い汁がべっとり。

客にトッポギを投げつけられた店主は投稿者の母親だということで、投稿者は「相手に罰を受けさせたい。今でも母のことを考えると怒りで血が逆流します」などとつづっています。

注文した客による、まさかのトッポギ・ハラスメント。
どのようないきさつだったのでしょうか。

投稿者によると6月7日、母親が経営する飲食店に、フードデリバリーアプリを通じてトッポギの出前注文が入ったといいます。

すぐに配達を済ませましたが、その後、フードデリバリーアプリ側から「トッポギが7個しか入っていない」とクレームが入ったと伝えられました。

そのため、投稿者は客に直接電話をかけて、店ではトッポギはあらかじめ小分けにしているため、商品の量に問題はなかったと説明。
そのうえで、返金するかもう一度料理を届け直すかを申し出ました。

しかし、客は返金だけでなく、さらに弁償も求めてきたというのです。

その後、客は投稿者に「店に行けば会えるか」を確認。
店には母親がいるため投稿者は不安に思い、どう対応すればよいか聞きましたが、客は「必要ない、店に行く」と答えたといいます。

その後、客は届いたトッポギを持って来店。
母親も事情を説明し、どう対応すればよいか聞いたところ、客は突然、持ってきたトッポギを母親の顔に投げつけたということです。

今回の投稿に対しては、「返金すると言ったのに、これ以上何が必要?」「店まで行ってそんなことするなんて…」などのコメントが寄せられました。

投稿者は、被害について警察に相談するとともに、「どんなに怒っていても、人の顔の前に食べ物をぶちまけますか?」などと憤りの声を上げています。

フジテレビ
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国際取材部
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