国民民主党は11日午後、公認候補として10日に会見を開いたばかりだった山尾志桜里氏の公認を急きょ、見送ることを発表しました。
国民民主党・榛葉幹事長:
山尾志桜里さんについては、法律家としてのご自身の能力を見込んでの擁立ということでしたが、全国の国民民主党を支えている都道府県連。そして、全国の地方自治体議員から同様に今回の山尾さんの公認を見送ってほしいという声が全国からありました。9日の月曜日に会議をやりまして、全ての都道府県から山尾さんに関しては公認を見送ってほしいという声がありました。一部、同様の声。ただし、山尾さんにも弁明のチャンスを与えるべきだという声もあり、昨日、山尾さんには会見を行っていただきましたが、多くの皆さんから疑問に払拭をする会見ではなかったという声があり、本日の両院議員懇談会においても党が一丸となって、来る参議院選挙を戦う環境を整えるためには山尾さんの公認を今回見送ってほしい・内定を公認に切り替える作業は控えてほしいという議員の声がございました。先ほど両院議員総会を開きまして、正式に公認内定を公認に切り替える作業を山尾さんについてはとらないということが了承され、このことが決定をした次第でございます。
議員時代に安倍首相を厳しく追及し、一躍脚光を浴びた山尾氏。
2017年には不倫疑惑を一部週刊誌に報じられましたが、事実関係をあいまいにしたまま2021年に政界を引退しました。
そして10日、7月の参院選に向けて国民民主党の公認候補として臨んだ会見では何度も謝罪。
ところが、2時間半にわたった会見で山尾氏は最後まで不倫疑惑には正面から答えませんでした。
山尾志桜里氏:
(Q.男女関係を認めるか、認めないか)私がいま新たに何かお話しすれば、様々ご迷惑をおかけすることもある。いま新しくその件について話すことは勘弁いただきたい。
一転して決まった山尾氏の擁立見送り。
参院選にどのような影響を与えるのでしょうか。