気温が高い日が続き、夏服の出番が増えるとクローゼットの衣がえを行う人も多いのではないだろうか。少しの工夫で洋服を上手に整理しながら衣がえができる方法を整理・収納のプロに聞いた。
衣がえシーズン!保管の仕方を間違えるとカビ・傷みの原因に…
6月に入り、衣がえのシーズンを迎えたが、冬服の収納に苦労する人も多いのではないだろうか。そこで整理収納コンサルタントの関口まりさんに効率的な衣がえの方法を聞いた。

まずは、クローゼットに入りきらない分をハンガーラックの上に重ねている状態をどうすればよいか?
関口まりさん:
こういう保管の仕方はニットが潰れてしまうし、結構布はホコリがつく。引き出しの下に行った服は自分で把握しきれず、どんどん下層にいって地層化していく。

梅雨に入り、湿気がたまると衣類のカビや傷みの原因になることもあるという。さらに、服を平積みすることで、持っている服を把握できず、数が増えていくばかり。
関口まりさん:
来季の自分が着たいかがまず大切。着られるのではなくて、着たいか、どうありたいかをきちんと決めてから絞っていく。
冬服をコンパクトに収納!“自立させる”たたみ方とは?
その上で、限られたスペースに冬服をしまうために重要となるのが服のたたみ方だ。
身ごろの部分を3等分にしたものをさらに3等分にたたんだら…
関口まりさん:
ポケットができるので入れ込む。簡単に噛ませるような形。

こうすることで服が自立し、よりコンパクトに。これはボトムスにも応用できる。
丈の長さに合わせて折りたたみ、最後にポケットにしまい込めば衣類を立てて収納することが可能になる。
“快適な収納”へ仕切りを活用!
そして、収納に便利なグッズも活用。
関口まりさん:
空間を区切って衣類をしまうことをお勧めする。

折り込むことで高さを変えられる布製の仕切り。この仕切りを3つ使い、タンスの中の空間を5つに分割。
小さくたたんだ服を次々とタンスにしまっていくと…天井につきそうなくらい平積みとなっていた冬服が、見える収納としてタンスの中に収まった。
関口まりさん:
うまく区切ることによって何着持っているかも分かるし、最終的にスペースを上手く使える。

たたみ方やしまい方など少しの工夫でかさばる冬服もコンパクトに。
「見え方が変わると心も変わるし、そこから取る行動も変わる。結果的に毎日が快適になる」と話す関口さん。
負担を減らすため、衣がえは一気にではなく、段階的に行うのもオススメだ。
(NST新潟総合テレビ)