日本保守党は10日、夏の参議院選挙に向け、「食料品(酒類含む)の消費税率を恒久的にゼロ%にする」などの公約について言及した。
日本保守党は、国会内で定例会見を開き、有本事務総長は参院選の公約について、「選挙だからといって、急きょ何か公約を作るということはない」としたうえで、結党時から定めている37項目の重要政策のうち、夏の参院選では、「食料品(酒類含む)の消費税率を恒久的にゼロ%にする」、「再エネ賦課金の廃止」、「移民政策の是正(見直し)」を重点的にアピールしていくとした。
このほか、日本保守党が重要政策とする37項目では、減税や安全保障、外交などを柱にしており、具体的にはガソリン税減税、憲法9条改正、国会議員の歳費、地方議員の報酬を一般国民の給与並みに引き下げるといった政策も含まれている。
党代表で作家の百田尚樹氏は、参院選で重点的にアピールする3つの政策について、「この3つは特に国民生活に直結する。政権交代はさすがに無理だと思うが、一人でも多く、今よりも席を増やしていきたい」と述べ、参院選への意気込みを示した。