新作のベストコスメで、品質重視の高価格帯の商品が多数ランクインしました。
コスメと美容の総合サイト@cosmeが発表した、2025年上半期の新作ベストコスメトップ10。
2024年はミドルコスメと呼ばれる中価格帯商品が上位を占めましたが、2025年は高価格帯の商品が多数ランクイン。
@cosme リサーチプランナー・西原羽衣子さん:
あえて安いものを買って失敗するより、高くても確実なものが欲しいという気持ちの表れではないかと考えている。
物価高の中、選ばれたのは高くても納得のいく商品。
そして、ベストコスメアワード史上初のシャンプー・トリートメントでの総合大賞となったのが、花王の「THE ANSWER」。
「塗って洗う」という新しい洗い心地のシャンプーです。
花王 ヘアケア事業部・野原聡さん:
泡立てるのが非常に難しく、300回以上の試作をしてきたところの苦労はあったかなと思う。
独自の技術で美髪成分を約12倍まで高めるなど、その名の通り、ヘアケア研究100年でたどり着いた「答え」を込めたという商品。
ヒットの陰には、花王が取り組んだヘアケア事業の改革がありました。
花王 ヘアケア事業部・野原聡さん:
組織も含めた仕事のやり方をリレー型からスクラム型に変えていくことにより、事業変換していったという流れ。今まではコンセプトができ、それを研究所に渡し、研究所から処方が出てきて、まさに部署から部署のリレー形式で仕事をしてきた。それを今回変えて、全部署一緒になって、最初からみんなで作るというやり方に変えた。そうすることで、とてもスピードも上がるようになった。何より議論が非常に活発になり、みんながより良いものを作ろうという形になったと思っている。
発売から7カ月で累計出荷本数は100万本を超え、まさに花王のヘアケア事業再起をけん引する商品ですが、さらに高い目標を掲げるといいます。
花王 ヘアケア事業部・野原聡さん:
2027年には、今の花王のヘアケア全体で1.5倍以上数字を狙っていきたいということと、ハイプレミアムの市場内で、メーカーとして1番2番になれるようしっかり商品を生み出していきたいと思う。