取得費高値が続く主食のコメをめぐって熊本でも動きがありました。政府が随意契約で放出した備蓄米が7日から県内の量販店でも販売開始。注目のコメが消費者の手に渡る瞬間を取材しました。

【西村勇気アナ・リポート】
「午前7時40分です。開店までまだ1時間以上あるんですが、既に多くの買い物客が100メートル以上列を作っている状況です」

熊本市東区の『MrMax熊本インター店』。備蓄米を買い求めようと並ぶ人の列は
当初250人くらいでしたが…。

時間を追うにつれてどんどん増え、最終的には400人を超えました。

【開店を待つ人】
「私がここに到着したのは朝5時半くらいですかね。4時半に起きて」
「女房が『ぜひ行きたい』と言うもんだから」

この状況に、店側も開店時間を15分繰り上げることに…。

【西村勇気アナ】
「8時45分です。開店時間が早まりました。『5時から待っていた』という客を先頭に令和4年産・備蓄米に向かって買い物客がやって来ます」

ミスターマックス・ホールディングスによりますと、県内に店舗を持つ大手小売り業の中で随意契約の備蓄米を販売するのは初めてだということです。
【ミスターマックス 古屋清隆・取締役】
「〈何とかお客さまにいち早くお届けしたいんだ〉という思いで各(取引)企業さまにご協力いただいた中で、(現状で)最下限の価格をつけさせていただいた」

価格は5キロで税込み1944円。7日は700袋が用意されましたが、約30分で完売する人気ぶりでした。
【買い物客】
「買えました。楽しみにしていました」
「なんかホッとしたのと、〈どんなお味かな〉というのが楽しみですし」

【買い物客】
「そうですね、これくらいの値段で買えれば助かりますよ。消費者は」
「あとは農家さんのね(支援策や増産が)今後、どうなるかですよ」
今回、MrMaxのチェーン全体では約5000トンの備蓄米を政府から随意契約で購入。

6月10日以降、順次全国にある57店舗で約3カ月間にわたって販売する計画だということです。

テレビ熊本
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