自民党の岸田前首相は8日に出演したフジテレビ「日曜報道 THE PRIME」で、石破内閣不信任決議案が提出された場合の対応について、衆院の解散を含め「石破首相の判断を尊重する」と述べた。
岸田氏は、国会で野党から不信任案が提出された場合、石破首相は解散をするべきだと考えるか問われ、「私の立場から触れるべきではない」としつつ、「まさに首相が政治生命をかけて判断する話だ。我々が選んだ首相・総裁なので、石破首相の判断を尊重するしかないと思う」と述べた。
ただ、解散した場合の総選挙の情勢については、自民党にとって「甘くはないと思う」との認識を示した。
また、「世の中の雰囲気もしっかり頭に入れておかなければいけないが、一つ一つの選挙区情勢、野党がどれだけまとまっているか、具体的な判断になるので、積み上げると、微妙な戦いになるのではないか」と述べた。
一方、コメの価格高騰への対応については、「成果が一定評価できると思う」とした上で、「流通経路をはじめとする実態や、なぜこのような価格の推移をたどったのかについての検証を、並行してやることが大事だ」と語った。