中国北京市の裁判所の職員が数十億円を着服し、日本に逃亡したと香港メディアが報じました。
香港の星島日報は5日、北京の裁判所に勤務する30代の男性職員が巨額の資金を着服し、5月1日のメーデーの連休前に、家族とともに日本に逃亡したと伝えました。
着服した金額は約26億円から60億円に上るとしています。
男性職員は事件の賠償金などの資金を管理する部門の職員で、裁判所の口座から自身の口座に移し変え海外に送金していた他、逃亡前には、ギリシャ国籍を取得していたとしています。
男性の女友達が周囲に話したことから事案が発覚し、日本に逃亡した後の行方は分からないとしています。
星島日報は中国メディア「財新」を引用したとしていますが、現在関連の報道はネット上から削除されており、情報統制が行われているとみられます。