40代の男性警部補がバスの車内などで女性を無断で撮影したとして、県警は6日に停職の懲戒処分としたと発表しました。
停職1カ月の懲戒処分を受けたのは、県北地区に勤務する40代の男性警部補です。
県警によりますと男性警部補は2022年7月ごろから、県内の複数の場所で不特定多数の女性の姿や、スカートの中を自分のスマホで無断で撮影していました。
県警の相談窓口メールに届いた第三者からの情報で発覚しました。
スマホからは長崎市内を走っていたバスの車内やバスターミナルで、女性のスカートの中を無断で撮影した動画など、全部で106個のデータが確認されています。
勤務中や警察の関連施設で撮影したものもありました。
調べに対し、男性警部補は「下着を見たい。あとで見たいという性欲を満たすため」と話し、容疑を認めています。
県警は、6日付けで男性警部補を県迷惑等防止条例違反の疑いで書類送検しました。
男性警部補は、6日付けで依願退職しています。
県警の中川正則警務部長は「職員が法令違反を犯したことは、誠に遺憾です。犯罪検挙活動を行う警察官として言語道断の行為であり、県民の皆さまに深くお詫び申し上げます。今後、職員に対する指導監督を強化し、再発防止と県民の信頼確保に努めてまいります」とコメントしています。