絶滅が心配されている日本最小のトンボ、ハッチョウトンボが総社市の湿地で2025年も飛び始めました。

茂みの中でじっとしている小さなトンボ、ハッチョウトンボです。体長わずか2センチほどの日本最小のトンボで、岡山県の準絶滅危惧種に指定されている貴重な昆虫です。

総社市の高速道路沿いにあるヒイゴ池湿地では、毎年この時期ハッチョウトンボが姿を見せ、25年は5月19日ごろから飛び始めました。豊かな自然が残る湿地では、ハナショウブの原種であるノハナショウブが咲き、初夏の訪れを感じさせてくれます。

(北の吉備路保全協会 萱原潤会長)
「町に近くて誰でも来られる所なので貴重な場所。自然のすばらしさ、自然の営みを間近に見て感じ取ってもらうのが一番」

ヒイゴ池湿地のハッチョウトンボは8月中旬まで観察できるということです。

岡山放送
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