岩手県大船渡市は大規模な山林火災が発生した2月26日から被災者などへの対応を続けてきた災害対策本部を6月5日に廃止しました。
大船渡市は5月30日に全ての避難所が閉鎖となり、被災者が仮設住宅に入居するなど応急対策に一定の目途がついたことから、5日午前10時に災害対策本部を廃止しました。
これに伴い市は新たに復旧・復興推進本部を設置し、5日は初会合が開かれました。
復旧・復興推進本部では各部局が横断的に情報を共有して、引き続き被害状況の把握に努めるほか、被災者の生活や農林水産業・観光業などの再生に向けて取り組むことにしています。
大船渡市 渕上清市長
「中長期的に必要なことをしっかりと見極め適時適切な支援を打っていきたい。フェーズが変わったということで、これからは暮らしの再建が一番になる」
一方、5日に環境省東北地方環境事務所では、これまで通行を控えるよう呼びかけていたみちのく潮風トレイルの盛駅から三陸駅の区間について、6月9日の日の出をもって通行を再開すると発表しました。