本格的な夏の訪れを前にJR水沢駅(岩手県)では6月5日、南部鉄器の風鈴が飾り付けられ、涼しげな音を響かせています。
JR水沢駅のホームで涼しげな音を響かせているのは、南部鉄器の風鈴約500個です。
これは地元の工芸品の南部鉄器をPRしようと、1962年から毎年行われています。
5日は水沢鋳物工業協同組合の職員など13人が、一つ一つ飾り棚に取り付けていました。
風鈴には奥州市出身の大谷翔平選手を応援する短冊なども吊るされ、風が吹くたびに美しい音色を響かせていました。
水沢鋳物工業協同組合 販売課 佐藤康平係長
「南部鉄器の風鈴の音色は、響く心地よい音が特徴。少しでも風鈴の音色を聞いて、涼しい気持ちになってもらいたい」
風鈴は東北新幹線のJR水沢江刺駅にも200個設置され、9月上旬まで駅を訪れる人に涼を届けます。