生徒が自ら課題を考え解決へと導く「探求学習」の話題です。
高校生たちが、人口減少や若者の県外転出といった地方の抱える課題の解決策を、地元企業の力を借りながら考える授業が文徳高校で行われました。

就職情報大手のマイナビが九州5県の高校でスタートさせたのは、探究学習プログラム『Locus(ローカス)』を使い、地域の活性化や地域企業と高校生の接点づくりを目指そうというプログラムです。
「九州の持続可能な未来のために」をコンセプトに、今年も10月に開催される国際サイクルロードレース『マイナビ ツール・ド・九州2025』とコラボし、去年に続き文徳高校の2年生が参加。

1回目の授業では去年のレースの様子が紹介され、地域課題を議論し、解決策を模索したり企業との意見交換などを行う来年1月までの授業の概要などが説明されました。

そしてグループに分かれ、まずは熊本の良いところや身近に感じる課題や問題点について話し合いました。

【参加した高校生ON】
「頭の中で整理できていないが自分の意見をまとめて地域に貢献したい」
「熊本のいい点と課題を見つけてよりよい地域にすることを学びたい」

今年は各県の高校生約400人が参加し、レースの視察や意見交換を行い、生徒たちに地域や地元企業に 関心を持ってもらい、地域の活性化を考えてもらうきっかけにしたいとしています。

【マイナビ熊本支社 喜多寛支社長】
「ツール・ド・九州は大きな大会だが、あくまでこれはきっかけであって、地域との交流や若者に選ばれる街づくりにつながるイベントになってほしい」

テレビ熊本
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