リニア中央新幹線のトンネル工事に伴う水資源への影響について議論する県とJR東海との対話が完了したことを受け、島田市の染谷絹代 市長は6月5日の会見で「評価したい」と述べました。

南アルプストンネルの工事に伴う大井川の水資源への影響をめぐっては、6月2日の専門部会で県がJRに示していたすべての課題について議論を終えています。

これを受け、島田市の染谷市長は5日の定例会見で「評価したい」と口にしました。

島田市・染谷絹代 市長:
JR東海には今まで専門部会で議論されてきた内容について、今度は丁寧にわかりやすく市民に伝えてい欲しいし今後も真摯に対応して欲しいと願っている

その上で、今後はJRが会議の場で示した対応状況についてモニタリングしていく必要があるとの考えを明らかにしました。

一方で、静岡工区の着工に向けては生態系への影響や工事で出た土砂の置き場に関する協議が残っていることから「議論の行方をしっかり見守りたい」と話しています。

また、万が一、水資源に影響が出た場合の補償や国の関与についても話し合いを進めてほしいと県に要望しました。

テレビ静岡
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