宮城県は5日、大崎市の飲食店で食事をした7人に下痢などの症状が出たと公表しました。この飲食店の食事を原因とする食中毒と断定し、調査しています。

県によりますと、5月31日に大崎市の飲食店「地酒 居酒屋 蔵」で食事をした男性が、3日後の6月2日、下痢や発熱などの症状を訴えました。これを受け、大崎保健所が調査したところ、同じグループで食事をしていた12人のうち男性7人に、同様の症状が出ていたことが分かりました。

患者に共通する食事は、この店で提供された刺身などであったことから、保健所は食中毒が起きたと断定。同じグループの人や従業員の便を回収し、検査をしています。

男性のグループが食べたメニューは刺身(まぐろ、かつお、いか、たこ、ヒラメ)、グリーンサラダ、カニパン(カニとホワイトソースをバゲットに載せたもの)、海老しんじょう揚げ、若鶏みそ焼き、カレーうどん、牛レバーのあぶりで、症状を訴えた人は全員、すでに快方に向かっているということです。

県は、この飲食店を6月5日から7日までの3日間にわたって、営業停止の処分としています。

仙台放送
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