全国で唯一「鬼」の文字が入る愛媛県の鬼北町が舞台の映画が6月に公開されます。映画のタイトルは「鬼ベラシ」。東温市の映画館で3日に一足早く上映会が開かれました。

「鬼伝説」が伝わり、全国で唯一「鬼」の文字が付くまち鬼北町。この鬼北町を舞台に制作されたのが映画「鬼ベラシ」です。

この映画は、人間と鬼の間に生まれた子どもである「鬼女」が、鬼の根絶を目的に行われる「ツノ狩り」に立ち向かうストーリー。鬼北町の住民もエキストラとして参加し、撮影が行われました。

メガホンを取ったのは砥部町出身の大森研一監督。映画を通じた「町おこし」も狙いのひとつです。

東温市では全国公開に先駆けて、映画館でプレミア上映会が行われました。舞台に上がったのは大森監督、主役の「鬼女」を演じたSTU48の中村舞さん(西予市出身)、このほかの鬼女を演じた信濃宙花さん、女優・松里音杏さん(松山市在住)。鬼北町での撮影を振り返りました。

信濃宙花さん:
「鬼北町の方も一緒に演技したんですけど。本当にもう優しくて、ほんとに素敵な方々がたくさんでした」

大森研一監督:
「あらゆる面で撮影全体の制作の協力を快くしていただいていたので、まさに一緒に作らせていただけて光栄でございました」

そして鬼北町の兵頭誠亀町長も舞台に上がり「ご覧になったみなさんが鬼北のことを覚えていただき、数多く鬼北来ていただくことを望んでいる」と期待を語りました。映画を見た感想は…

鬼北町の女子高校2人組:
「自分が住んでいるところの近くなので、いつもの映画観るよりわくわく感が出た」
「知り合いが出てたんですけど、倒されたところがやっぱ何回見てもいいなって」

鬼北町の男性:
「ちょっと出とったんよ。映ってました。恥ずかしかったよ」

鬼北町の男性:
「普段見慣れている風景でも撮り方全然違いますね。もう一回行ってみようと思いました」

このあと大森監督と出演者2人にインタビュー。鬼北町での撮影は、同じ南予で西予市出身の中村さんにとっては特別だったようです。

STU48・中村舞さん(西予市出身):
「懐かしいというか、昔ドライブとかで来ていた場所で今回映画で撮影できるんだと思って、すごく感慨深いものがあってうれしかったです」

STU48・信濃宙花さん:
「1週間ぐらい滞在させていただいて、いっぱい五色そうめんとかキジ鍋とかおいしいものも食べられましたし、自然もすごい感じられて心が浄化されました」

大森監督は見どころを「ただのエンターテイメントというだけでなく、鬼と人、自然との共存とか、そういった裏テーマもじっくり感じて欲しい」と話しています。

映画「鬼ベラシ」は6月13日から全国の映画館で公開されます。

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テレビ愛媛
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