秋田県羽後町の佐々木康寛町長が町議会議員だった2024年夏に、町の民間事業者のクラウドファンディングに出資していたことが分かりました。選挙区内での出資は公職選挙法で禁じられる寄付行為にあたる可能性があり、佐々木町長は「知識不足だった」と話しています。
羽後町の佐々木康寛町長は、町議会議員だった2024年夏に町の民間事業者が募っていたクラウドファンディングに自身の名義で5000円出資し、返礼として手紙を受け取りました。
佐々木町長によりますと、妻から「町で頑張る事業者に出資したい」と頼まれ、自分のスマートフォンから出資したと認め、4日までに出資を取り消しました。
県選挙管理委員会によりますと、選挙区内でのクラウドファンディングへの出資は、公職選挙法で禁じられている寄付行為に該当する可能性があります。
佐々木町長は「法に触れる可能性があるという認識・知識が不足していた。軽率な行動で町民・事業者に迷惑をかけ申し訳ない。警察の捜査などが及んだ場合は協力したい」と話しています。