本格的な夏が近づく中、注意が必要なのが紫外線です。

実はいま、「目」の違和感などの症状を訴える人が増えているんです。

福岡県内では4日、久留米市で最高気温30.2℃が観測されるなど、各地で暑い1日となりました。

真夏日並みの暑さは週末にかけて続く見通しです。

これから本格的な「夏」を迎える中で気になるのが「紫外線」。

街のみなさんはどのように対策をしているのでしょうか?

◆街の人
「日傘ですね」
「日焼け止め効果がある下地を塗っていて、日差しが強くなってきたら帽子をかぶる」

みなさんが警戒する紫外線。

気象庁によると、実は、外出自粛を促す「非常に強い」レベルを超える日がこの30年あまりで倍増しているんです。

そんな中、「ある症状」を訴える患者が増えているといいます。

◆川原眼科 川原周平 院長
「紫外線が多く降り注いでくるので、目の充血など目の違和感を訴えてくる患者さんが増えてきていますね」

医師が警鐘を鳴らすのは「目の日焼け」。

その症状とはー

◆川原眼科 川原周平 院長
「紫外線によって黒目・白目が焼けてしまうので、目の表面がただれる状態になります」

紫外線のダメージが蓄積すると、白目の組織が黒目に進入する「翼状片」という病気になり、視力が大きく低下するおそれもあるといいます。

そんな「目の日焼け」を防ぐ有効な手立てとされているのが「サングラス」です。

しかし、街ではこんな声もー

◆街の人
「あんまりしていないですね、サングラスは。抵抗感。なんかいかついかなみたいな」
「(サングラスを)かけるのはかけるが、こういう(黒い)マスクをしていると全部黒くなっちゃうのが…。全部やっちゃうと不審者と思われるかなと」

「黒いサングラスをかけることに抵抗感がある」という声が聞かれる中で、いま話題となっているのがー

◆JINS 川端勇輔さん
「今人気の『調光レンズ』です。紫外線の量に反応して色が変わるレンズで、室内ではクリアなレンズで眼鏡としてご利用いただき、外に出ると紫外線に反応してサングラスに早変わりする」

一見、無色透明のレンズですが、紫外線の光を浴びると、30秒ほどでレンズがグレーがかった色に変わりました。

このような「調光レンズ」や「薄い色のレンズ」が人気ということですが、これで紫外線から目を守ることができるのでしょうか?

◆JINS 川端勇輔さん
「色の濃さは紫外線カットには関係なく、極端に言うと、透明のクリアレンズでもUVカットのコーティングさえあれば、効果的に紫外線をケアできます」

さらに強力なUVカット効果を期待できる商品として注目されているのがー

◆JINS 川端勇輔さん
「『UVダブルカットレンズ』です。表面に99%以上のUVカットが標準搭載されているんですけど、レンズの裏面にも95%のUVカットを施すことで、効果的にUVケアができます」

紫外線は反射してあらゆる方向から入ってきます。

後ろから入ってきた紫外線がレンズに反射して目に入ることがないよう、裏面もUVカットができるようになっています。

紫外線が増加するこれからの時期に備えて気をつけたい“目の日焼け”。

早めの対策が大切になってきそうです。

テレビ西日本
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