親族が関わったとされる窃盗事件の証拠を隠滅したとして書類送検されていた鳥取県警の男性巡査について、鳥取地検が5月29日付で不起訴処分となったことが分かりました。

5月29日付けで不起訴処分となったのは、鳥取県内の警察署に所属する20代の男性巡査です。
鳥取県警によると、男性巡査は2025年1月に米子市内の医療関係施設で起きた窃盗事件の捜査過程で、親族が関わっている疑いがあると知ったにも関わらず、上司に報告しなかった上、事件に関する証拠の一部を集めずに隠滅したとしています。

鳥取県警は、男性巡査を減給10分の1、6か月の懲戒処分とし、2025年3月に証拠隠滅の容疑で書類送検していました。

鳥取県警は、窃盗事件の立件について証拠隠滅の影響はなかったとした上で、「県民の安心安全を守るべき警察官が、このような非違事案を起こしたことは誠に遺憾。全職員に対する身上把握や指導を徹底するなど信頼回復に努めていく」とコメントしています。

TSKさんいん中央テレビ
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