2024年度の県立病院の決算が公表され、経常損益は過去最大となる71億円の赤字となりました。病院別では18の病院が赤字となっています。

県医療局によりますと、2024年度の県立病院全体の収益は1150億円余りで、前の年から1.5%減少しました。

地域の医療機関と連携して、積極的に新規患者を受け入れたことで入院収益は増加したものの、新型コロナウイルス関連の補助金が大幅に減ったことなどにより、全体の収益は減少したということです。

一方、費用は1223億円余りで前の年から1.7%増加しました。人件費や材料費の上昇などがその要因となっています。

こうしたことから経常損益は71億円余りの赤字となり、赤字幅は過去最大となりました。

また病院別では中部と磐井を除いた18の病院で赤字となっています。

県医療局では「全国知事会などを通じ物価高騰の実態にあった診療報酬の改定などを国に要望したい」としています。

岩手めんこいテレビ
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