噴火警戒レベル2が継続されている岩手山の現状を評価する岩手県の検討会が、6月3日に開かれ、火山活動は低下の兆しがあるものの依然、継続しているとの見解が示されました。
3日は有識者でつくる県の検討会が開かれ、噴火警戒レベル2が継続されている岩手山の火山活動の状況について評価を行いました。
岩手山では3日午前1時から午前10時にかけて火山性地震が41回発生し、午前5時には八幡平市で震度2を観測しました。
県の検討会 齋藤徳美座長
「(火山)活動は低下の兆しもあるが、継続している」
検討会では揺れを感じる火山性地震は約20年ぶりではあるものの、噴火につながる可能性は低く、火山活動には低下の兆しがみられるとの見解を示しました。
一方で活動は継続していて警戒は必要だとしています。
また2024年10月から続く入山規制については、今後、一部解除も検討課題になるとの見解を示しました。