かつて「新人類」と呼ばれた世代も今や50代や60代。
職場では上司としてZ世代に接している人も多いでしょう。

若手と上司による世代のギャップに迫りました。

40代以上の上司世代と20代の若手世代、仕事観にはどんなギャップがあるのか、若者に特化したマーケティング機関が調査しました。

やりたい仕事について、若手世代は「得意不得意に合わせた仕事がしたい」が65.4%で、得意不得意にかかわらず「多様な仕事がしたい」という人は34.6%でした。

これに対し、上司世代は「得意不得意に合わせて仕事を頼んでいる」が45.0%、「多様な仕事を任せてみている」が55.0%と、若手世代の意向と上司世代の仕事の頼み方に開きがあるようです。

仕事のマニュアルについての考え方にもギャップが見られました。

若手の58.6%が「マニュアルが欲しい」と答えたのに対し、上司世代は「自分でやり方を考えてほしい」という人が多くなっています。

若手世代と上司世代で、全てにおいてギャップがあるわけではありません。

「フィードバックを積極的に受けたい」と答えた若手世代は61.0%、「積極的にフィードバックしている」という上司世代も61.0%で、フィードバックの必要性を共に半数以上が認識しているといえそうです。

またワークライフバランスについて、「プライベートを優先したい」と答えた若手世代は60.8%。
これに対し、上司世代の64.4%が「プライベートを優先させてあげたい」と考えており、若手世代に配慮する姿勢が鮮明になっています。

服装や髪型については「個人の自由」と答えた若手世代は67.0%で、上司世代は70.6%と、認識に違いはないようです。