このほど宿毛市で開かれたあるスポーツの体験教室の話題です。先生役として登場したのは去年オリンピックで金メダルに輝いたあの選手です。
桜井選手:
「みんなは足に向かって…足をギュッとしにいく」
宿毛市レスリング協会が開いた体験教室。タックルを教えていたのは去年のパリオリンピック・レスリング金メダリストの桜井つぐみ選手です。
地元のレスリングクラブの子供たちや初心者およそ50人が参加。体験教室には協会のアドバイザーで宿毛市出身の元力士豊ノ島さんも参加しました。
桜井選手や豊ノ島さんと一緒にウォーミングアップやタックルの練習などをしました。
教室で盛り上がっていたのが背中につけたタオルを取り合う「尻尾取りゲーム」。桜井選手と豊ノ島さんが対決です。お互いに譲らない展開で3分間続きました。
終盤、疲れが見え始めた豊ノ島さんの隙を狙い…
倒れ込む豊ノ島さん。
豊ノ島さん:「しんどい…きっつい」
参加してみて(3歳):「たのしかった」
Qまたやってみたい?「うん」
参加してみて(5歳):「おおきくなって金メダルをとりたいです!」
宿毛市レスリング協会は桜井選手がアドバイザーに就任したことを発表。新たなオリンピックの金メダリストの育成を目標に子どもたちにレスリングやトレーニングの指導を行います。
豊ノ島さん:
「レスリングと相撲は競技は違うんですけれども、子供たちに相撲で自分が培ったことをいろいろレスリングにも生かしてもらえるように、いろいろ伝えていけたらなと」
パリ五輪レスリング金メダリスト・桜井つぐみ選手:
「今日の体験をきっかけに、やりたいっていう子供もいたので、こうやってレスリングの魅力を広めていって、今後も強くなりたいと思ってレスリングを続けてくれる子供が増えたらうれしいなと思います」
桜井選手は今後、月1回程度宿毛市や高知市で指導を行う予定だということです。