6月は土砂災害防止月間です。唐津市では3日県と有識者でつくる協会が土砂災害警戒区域を点検しました。
この点検は出水期を前に土砂災害警戒区域などに異常がないか確認し災害防止に役立てようと、県内の5つの土木事務所と土木事務所のOBなどでつくる県防災・砂防ボランティア協会が毎年行っています。
3日は唐津土木事務所の職員と協会員あわせて11人が参加しました。
今年の点検場所は唐津市神田の宮の谷第一渓流。
土砂崩落の危険があり、近くには市道や県道のほか家も多く注意が必要な場所で、2018年の大雨の際は民家の裏に砂や小石などが流れてきていました。
現場では土木事務所の職員が想定される災害などについて説明し協会員は写真を撮るなどして現状を確認していました。
【県唐津土木事務所河川砂防課 中島重信副課長】
「沢のところに石などがあるし、中を見ると木が倒れているところもあるのでそれが大雨のときに流れてくる可能性があるという認識」
県は協会員からの助言を踏まえ今後の整備などを検討するということです。