富山県射水市の加茂神社で、平安時代から続くとされる「御田植祭」が古式に則り行われました。
「御田植祭」は雨のため拝殿で行われ、氏子や下村小学校の3年生など、31人が参列しました。
イネ科の植物「マコモ」で作られた神様と人形の「大男」が神前に供えられ、宮司が田んぼに見立てた場所にもち米の苗を並べる「田植えの儀」の後、「大男」2体が、参列者に向かって投げ入れられました。
受け取ると五穀豊穣や家内安全のご利益があるとされ、境内には大きな拍手がわき起こっていました。
*大男を手にした女性
「家族が健康でケガなく、一年過ごせればいい」
*加茂神社 野上克裕宮司
「今世間では米の問題が大きく取りざたされている。一粒でも多く収穫が出来るようにそんな気持ちを含めてお祭りをした」
この祭りは、県の無形民俗文化財にも指定されていてマコモで作られた神様は、来年1月14日の鷺鳥祭まで、神殿や各家庭の神棚でまつられるということです。