1カ月後の「7月3日公示」が有力視されている夏の参院選。
選挙の勝敗を分けるとされる1人区の富山選挙区は、現状、自民党の現職に3人の新人が挑む構図となっています。
参院選富山選挙区には、自民党現職で3選を目指す堂故茂さん、国民民主党新人で元テレビ局アナウンサーの庭田幸恵さん、共産党新人で党県委員会書記長の坂本洋史さん、参政党新人で広告プロデュサーの田保智世さんの4人が立候補を表明しています。
自民党現職の堂故茂さんは、党に逆風が吹く中、各支部の総会をくまなく回り、組織力を生かした活動を展開しています。
国民民主党新人の庭田幸恵さんは、支援を受ける連合富山を介し、立憲民主党との合同選対組織を立ち上げる予定で、労働団体などを中心に支持拡大を目指します。
共産党新人の坂本洋史さんは、大企業や富裕層優遇の税制を変えることで、消費税5%への減税を、実現するとし、物価高から暮らしを守ると訴えています。
参政党新人の田保智世さんは、コメの価格が高騰する中、農業改革に取り組むとし、食料自給率100%を目指すと訴え、浸透を図っています。
参院選は今月22日までが会期の通常国会が延長されなければ、「来月3日公示、20日投開票」が有力視されていて、少数与党となっている自民・公明両党が参議院で過半数を維持できるかが焦点です。